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大井神社白蛇伝説

昔から大井神社にはへびの御神体がお祀りされているといううわさがまことしやかにささやかれてきました。それにはこんな伝説が影響しているのかもしれません。

昔、大雨で大井川が氾濫(はんらん)して、島田の町が大洪水に見舞われました。
水かさは益す一方で町も最早(もはや)これまでと諦めかけたとき、赤い目をした白い大蛇が現れて大雨の中を静かに町の下の方へ進んでいきました。
大蛇は高島(たかじま)の堤防まで行き、ひと暴れして大きな尾で堤(つつみ)をこわしました。
(あふ)れていた水は見る間にひいて、町は洪水からのがれることができました。
水がひいたのを確かめると、大蛇は白い着物姿の美しい女性になり、町の裏通り(新田町)を通って大井神社に戻っていきました。
このとき『なんといい女だろう』などと邪(よこしま)な目でこの女性を眺ながめた男たちは、熱を出して寝込んだそうな。
また、良く見るとこの白い大蛇の目は片方が小さかったそうで、島田の氏子は必ず片方の目が小さいのだそうな。

今でも大井神社のご本殿には6尺ほどの蛇が住んでおり、見かけたものが手を合わせて『どうぞお帰りください』と唱えると、ご本殿に帰ってゆくといいます。

−昭和50年ころまで新田町で語り継がれていた伝説です−(新田町古老より聞く)

大井神社白蛇伝説
大井神社白蛇伝説

 


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